2019年最後ってことで、今回はNETFLIXのドラマ・ドキュメンタリー・映画など、「見てよかった!」と思える作品10本をまとめいきます。
ちなみに、同じように2019年の映画&映画音楽、2019年の洋楽アルバム5枚をまとめた記事もありますので、よければご覧になってください★
それでは、2019年NETFLIXで見てよかった作品10本を紹介していきましょー。
※ドラマの新シリーズは含めず、基本は2019年に初配信された作品から選んでいます。
※NETFLIXオリジナル作品から選んでいます。
※ベスト5とありますが、特に順位はないと思ってくださいw
2019年 NETFLIXオリジナル作品ドラマ部門 ベスト5
※ドラマとありますが、アニメ・ドキュメンタリー・リアリティ番組も含みます。「シリーズもの作品」という基準で選んでいます。
ポリティシャン
「クセが強い!!」登場人物ばっかりで、最後まで飽きることなく見れました。
1話1話ごとにジェットコースターのような急展開があり、「次はどうなるんだー!」と毎回ワクワクさせてくれる作品。
学生たちが自分の夢や目標の為に、どんどん非道になっていくのが最高でした(笑)。海外ドラマは、このくらいブッ飛んでる方が楽しいですね。
あと、各キャストの性格を表現するファッションも見どころ。
特にルーシーちゃんのミニスカ姿は目の保養…(笑)!シーズン2も楽しみです!
リラックマとカオルさん
いろんな意味で2019年一番の衝撃作でした。リラックマをテーマに、これだけ良質な人間ドラマを作るなんて。
なにより作品の世界観を支える、ストップモーションアニメ技術に度肝を抜かれました。ストップモーションアニメでこんなにも滑らかに、まるで生きているかのような動きを表現できるのか…と。
まぁ…そういう御託うんぬんよりも、コリラックマと黄色いトリが本当に可愛すぎて。
見終わってしばらく「私もコリラックマ欲しいよぉ…」と現実とアニメの境界線が曖昧になっていました(笑)。
あと、カオルさんの部屋の小物を見るのも楽しかったですね。「細かいところまでよく出来ているな~」と、ミニチュア雑貨を見ている気分でした。
ボクらを見る目
1989年、10代の黒人少年5人が、無実の強姦罪で有罪判決を受けた「セントラルパーク・ファイブ」をベースにしたドラマ。
Netflixの最高再生回数を記録した、2019年を代表するNETFLIXドラマの一つです。
これが実話なんて信じられない…ってくらい衝撃的な内容で、しばらく引きずってました…。
全く事件に関わっていない彼らが、警察により容疑者に仕立てられていく過程が痛々しい…。
10代の何の罪もない彼らにこんなことさせて、無実を勝ち取るために25年も苦しめられていたなんて本当にありえない話ですよ…。
この作品がアメリカ本国でも高く評価されているってことは、これが過去の話ではなく、今現在も続いている話ってことなんでしょうね。
ビューティフル・シングス 人生にボサノバを
ゆったりとバサノバソングが流れる、おしゃれな恋愛ドラマかな…と思ったら、どっちかというとドロドロな昼ドラ的なドラマでした(笑)。
4人の登場人物がそれぞれ悩みを抱えてて、だんだんとドロドロの展開になっていくのにドキドキハラハラ。
とはいえ、内容については突っ込みどころも多く「いやいや!そんな展開あるか!」と毎回突っ込みを入れて楽しんでました(笑)。
ラストは「え!?」と思わず声を出してしまったほどの超変化球。
昭和のメロドラマか!と突っ込みつつも、とにかく続きが見たくてたまらないです!!
そして、女性陣が恐ろしいほどに美しい。クラシカルな服装やヘアなど、女心をくすぐられっぱなしでした。
クィア・アイ in japan!
待ち望んでいたクィア・アイの日本版!ファブ5が日本人の悩みを丁寧に解決していってくれて、私も見ているだけで心が軽くなりました。
出てくるのが同じ日本人なので、文化や社会的背景も理解できて「わかる!わかるよ!」と毎回のごとく号泣。
誰だって自分を愛するべきだし、誰だって魅力的な部分を持ち合わせているんだなぁと改めて気づかせてくれました。
でも、見ていて「東京ってゴチャゴチャしてる街だなー」と気づいて少し悲しくなりましたw
2019年 NETFLIXオリジナル映画 ベスト5
お次は映画部門から5作品選びました。今年のネトフリは大豊作でしたね。
マリッジ・ストーリー
2019年に見た映画で一番好きです。こんなにも苦しくて、温かい愛の物語を見れるなんて。
映画はある夫婦が離婚するまでを描いており、さながら現代版「クレイマー、クレイマー」って感じです。
なにより主演二人の演技があまりにも自然すぎて、ラストのあの喧嘩シーンは気付いたらボロボロ泣いてました。
どちらも大好きな役者ですが、特にアダム・ドライバーの演技は本当に最高。不器用に息子も妻も愛そうとしている彼が本当に愛おしかったです。
私は未婚ですが「夫婦ってなんだろう」と考えさせられ、それでも「夫婦って何だかんだ良いものなのかな」と思える作品でした。
ルディ・レイ・ムーア
「ドリームガールズ」でエディ・マーフィーの歌声と演技に魅了された私としては、この作品は選ばずにはいられないです。
実在の黒人歌手で俳優のルディ・レイ・ムーアの半生を描いた映画。
私は知らなかったのですが、70年代に活躍し、後のラッパーたちにも大きな影響を与えた偉大な人物だそうです。
映画は彼が主演&制作の大ヒット映画「ドールマイト」の舞台裏が描かれています。
いろんな困難にぶち当たりながらも、スターになった彼の生きざまは「かっこいい!」の一言。自分を信じて進んでいけば、いつか道は拓けるのかしら。
人を笑わせたい!スターになりたい!という主人公の役柄がエディ・マーフィーにピッタリでした。
コメディもシリアスも歌もダンスもパーフェクトで、彼はやっぱり正真正銘のスターなんだなと改めて思いました。
ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-
豪華キャストが集結したコメディ映画。
「バイス」が好きな人なら、この作品も楽しく見れると思います。
パナマ文書の計画を企てた弁護士、甘い蜜を吸う富豪たち、その裏で被害を被る庶民たち。それぞれのドラマが徐々に絡み合っていく展開にグイグイと引き込まれました。
最後の大ドンデン返しも映画ならではの演出。
また、本当のラストを飾る、メリル・ストリープの独白は必見もの。
終始ギャグが多めで軽やかに進んでいたのに、このラストがずしっと重たい余韻を残してくれます。
アイリッシュマン
まさかスコセッシの新作をスマホで見るなんて…と新しい映画体験が出来た1作でした。
アメリカ裏社会を3時間長という上映時間で描きあげた、スコセッシ節炸裂の映画。
個人的にスコセッシの映画ってあまり好きではないんですが、今作はとても見ごたえがあり、お気に入りの1本となりました。
ロバート・デ・ニーロやアル・パチーノなど、名だたる名優が一つの節目を迎えるかのようにこの映画に出演しているのも、なんだか新時代感があって感慨深い。
彼等の映画人生の回顧録のような作品でした。
いつかはマイベイビー
ぶっちゃけ可もなく不可もなくって作品なんですが…こういう作品を気軽に見れるって配信サービスのメリットだなと気が付いた作品でした。
わざわざお金出して借りるほどじゃないけど、休日にお菓子片手にのんびり見たい作品…といえば何となく分かりますよね?(笑)
『アイリッシュマン』のようにどっしりと濃厚な映画も勿論大好きですが、たまにはこういう作品を良いよねってことで選びました。
そして、キアヌの演技は、今年見た映画の中で一番爆笑した(笑)。
面白すぎて3回くらい巻き戻して見ました(笑)。これが気軽に出来るのも配信サービスの良さですねw
2019年 NETFLIXをまとめてみる
NETFLIXの影響力の大きさ
時代はまさに動画配信サービスの戦国時代。そして、そのトップを独走しているのはNETFLIX。その影響力たるや計り知れません。
2019年『定額制動画配信』ランキング発表 オリコン顧客満足度®調査|株式会社oricon MEのプレスリリース
私自身「映画は映画館やDVDで見るもの」という固定概念も消え、映画の見方や在り方が大きく変化した1年間でした。
国内の流れを見ても「全裸監督」や園子温の最新作「愛なき森で叫べ」が配信されたりと、日本の映像業界にも新しい風が舞い込んでいる様に思えます。
特に「全裸監督」は作品のテーマやその後の騒動も含めて大きな話題になりましたね。
話題沸騰、山田孝之主演ドラマ『全裸監督』黒木香さんの同意は?Netflixに聞いてみた | 女子SPA!
さらに、昨年は「ROMA」がアカデミー賞も受賞し、映画界にも大きな影響を与えています。
今年は「マリッジ・ストーリ」「アイリッシュマン」も話題になってますし、今後も見逃せないです。
見たい作品ありすぎ問題
映画館での映画鑑賞も動画配信サービスも楽しんだ半面、見たいものがありすぎてノイローゼになりそうです(笑)。
マイリストに追加するものの、結局見ないでいる作品が山ほどあるんですよねぇ。
積本と一緒で「いつかは見ようと思っているけど…」状態です。映画も見逃したものが山ほどあるので「時間が足りない」とちょっと焦っています(笑)
手軽に映画を楽しめるようになった半面、あまりにも情報量が多すぎて、ややストレスになっているなとも思います。
その結果、当たり障りないアニメとかドラマを見ちゃったり(笑)。
なんだかんだ、ネトフリで今年一番見たのは「サウスパーク」なんじゃないかと思っています(笑)。
とはいえ、来年もNETFLIXの活躍が楽しみです!これから動画配信サービスがどう成長していくのか、見逃せないですね!