Goole Adsensからポリシー違反レポートがきたら!?警告内容や対処法について解説!

最近、全然ブログを更新していないのですが…つい先日Google Adsensからポリシー違反レポートがメールで届きました。
昨年の夏ごろからアドセンスを開始して初めてのことです…。
ポリシー違反!?広告止まるの!?とビビりましたが、調べてみるときちんと修正をすれば問題ないとのことです。とりあえず一安心…!
せっかくの機会なので今回はGoogle Adsensのポリシー違反レポートが届いたときの確認方法や対処法を詳しくまとめていきます。
同じメールが来て、ビックリしている人もこの記事を参考に慌てず対処してくださいね!
- Google Adsensからポリシー違反レポートとは?
- Google Adsensからポリシー違反記事を修正する方法
- まとめ Google Adsensからポリシー違反レポートがきたら冷静に対処しよう!
Google Adsensからポリシー違反レポートとは?
その知らせは突然でした。
先日、朝イチでGoogle Adsensからこんなメールが届きました。

どういうこと!?と驚いたのですが、メール文章を読んでみると私の一部のブログ記事がGoogle Adsensのポリシー違反に引っかかっているようです。
Google Adsensにはポリシー(規約)があり、そのポリシーに反するサイトは広告を貼ることが出来ない仕組みになっています。
例えば、アダルト系のコンテンツとか。
詳しい決まりはこちらから確認できます。
Google Adsensを運用している方は一度は目を通しておくのがおすすめです!
ポリシー違反をしている記事は内容を修正するか、その記事にGoogle Adsensを貼らないように設定する必要があります。
Google Adsensからポリシー違反記事を修正する方法
ポリシー違反している記事を確認
まずは、どの記事がポリシー違反なのか確認しないといけません。
確認方法はGoogle Adsensトップページの「アカウント」→「ポリシーセンター」で見ることが出来ます。
開くと、違反しているページや違反理由が記載されていますので、ここでポリシー違反をチェックしましょう。

日付の隣の矢印をクリックすると、より詳しい内容と解消方法も書いてあります。

私の場合はこちらのスキンケア系の記事なんですが…なぜか「アダルトコンテンツ」のポリシー違反に引っかかっています。
【かずのすけさん流スキンケア】乾燥肌の私が「オフスキンケア」を半年間試した結果! - 人生は長い目で見れば喜劇である
どーいうこっちゃ!と思ったんですが、よくよく確認した結果、この画像が原因なのでは?と発見。
頰に手を当てる女性 - No: 1617230|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK
※記事内の画像はすでに変更済みです。
ググってみると、Goole Adsensの判断はひじょーに厳しく、ちょっと肌が露出している写真でもポリシー違反に引っかかってしまうそうです…。
上の画像は確かに肌が結構見えていますけど……。でも、これでアダルト判定くらうとは思いもよらず……。
ポリシー違反部分を修正&審査をリクエスト
とはいえ、修正しないと広告規制がかかっているので、画像をあたりさわりないものに変更。なるべく肌色が見えていないものを選びましたw
変更が終わったら、上の画像にあった「審査をリクエスト」の青いボタンをクリックします。
あとはGoogle側の審査を待つだけです。
審査は数日〜数週間はかかるそうなので、のんびり待ちましょう。
私の場合、メールを送って4日後に「審査終わったよー」メールが来ました。
無事、審査に合格したようで、広告の規制の解除されてました!わーい!
まとめ Google Adsensからポリシー違反レポートがきたら冷静に対処しよう!
Google Adsensのポリシー違反の対処法についてまとめました。
広告が規制されると広告収入に影響が出るのはもちろん、SEOにも悪影響が及ぶそうです。
Google Adsensのポリシー違反メールがきたら、対象となっている記事を修正して、審査をいたしましょう!
ページ単位の修正であればすぐ終わるので、なるべく早く対処するのがおすすめです。
以上、Google Adsensのポリシー違反レポートの対処法でした!
【2月の読書メモ】「すべて真夜中の恋人たち」「奇跡の人」感想まとめ

こんにちは!今年から毎月読んだ本の感想をまとめて、記事にあげています、もっちゃんです。
今月は「すべて真夜中の恋人たち」「奇跡の人」の2冊を読みました!今月は2冊とも小説です。
最近は小説読むのが楽しくて仕方ないんですよねー。
それでは、感想をまとめていきまーす。
「全て真夜中の恋人たち」川上未映子著
---あらすじ---
入江冬子、34歳はフリー校閲者。人づきあいが苦手で孤独を当たり前のように生きてきた彼女の唯一といっていい趣味は、誕生日に真夜中のまちを散歩すること。
友人といえるのは、仕事でつきあいのある大手出版社社員で校閲局勤務の石川聖。ふたりの共通点は、おない年で出身県が一緒であること。ただ、それだけ。
冬子は、ある日カルチャーセンターで初老の男性と知り合う。高校の物理教師という、その男性の「今度は、光の話をしましょう」という言葉に惹かれ、冬子は彼がときを過ごす喫茶店へ向かうようになる。
少しずつ、少しずつ、ふたりの距離は縮まってゆくかにみえた。
彼に触れたいという思いが高まる冬子には、高校時代に刻みつけられたある身体の記憶があった——。
心に残った言葉
「感情のようなものをいっさい動かさないようにして、……ただ、そこに隠れている間違いを探すことだけに、集中しなくちゃいけないんです。」
冬子が校閲の仕事について三束さんに説明する場面。校閲ってそういう仕事なんだ!と初めて知りました。校閲さんがいるおかげで、私たちに正しい情報が詰まった本が届くんですね〜。
そのメロディにはほんとうに光の感触がみちていて、何かをやさしく指さすように、何かをそっと導くように、ひとつひとつの音がやってくる淡い闇のなかを瞬くのが見えるようだった。
冬子が三束さんから貰ったショパンの子守唄のCDを聞いている場面。物静かで趣味や好きなこともない彼女が、気になっている男性から貰ったCDを聞いてキラキラとした光に満ちている風景が思い浮かびますね。
感想
恋愛小説と紹介されていますが…一筋縄ではいかない恋愛もので、なんだか不思議な作品(笑)。
いまいちピンとくる作品ではなかったですが、川上さんの紡ぐ言葉がどれも美しくてうっとり。静かな夜にゆっくりと読むのに最適な作品でした。
主人公の「冬子」はフリーの校閲者で、自己主張もせず、やりたいことも特になく、アルコールの力を借りないと、まともに人と話すことも出来ない。
そんな冬子がカルチャースクールで出会った”三束さん”に恋をし、心の傷を少しずつ溶かし成長していく…そんな大人の恋愛物語です。
最後の最後で”ある嘘”が分かるのですが、ここは少しゾッとしてしました。人間だれしも孤独であり、孤独だから誰かを愛してしまうのでしょうか…。
どちらかというと、冬子と真逆のキャラクターとして登場する出版社の「聖」のほうが共感できる部分が多かったですね。
彼女が最後に泣きながら冬子に「あなたと友達になりたいの」と言うシーンが一番グッときました。
冬子も聖も性格は真逆ですが、なんらかの”生きにくさ”を感じているんだろうな~と。
ただ、この本のレビュー記事でこんな感想を見つけて、そういうことかーと納得しました。
『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子【こんなにも美しく綺麗な文章に出逢えてよかった】 | ReaJoy(リージョイ)
私自身、どちらかというと 昔はこの作品に出てくる聖のような性格だったので、もっと早くにこの作品と出逢っていたら、聖と同じように冬子に対し、苛ついてしまうような気がするのです。
もしかしたら私も彼女たちと同じ年代(30代半ばあたり)になったら、また違う感想も出てくるかもしれませんね。その時にまた読み返してみたい作品です。
「奇跡の人」原田マハ著
--あらすじ--
旧幕臣の娘である去場安は、岩倉使節団の留学生として渡米した。帰国後、日本にも女子教育を広めたいと理想に燃える安のもとに、伊藤博文から手紙が届く。
「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。
明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。
使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。
彼女に眠っている才能をなんとしても開花させたい。使命感に駆られた安は「最初の授業」を行う。
ふたりの長い闘いが始まった―。
心に残った言葉
この世界を生きている限り、闇を照らす光があることを知る権利が、あの子にはある。
人として生まれてきた限り、人に愛される資格が、あの子にはある。
そして、いつかきっと、人を愛する気持ちが、あの子には芽生えるはずなのだ。
この世界に存在するもの、しないもの。名前のあるもの、ないもの。
安先生はれんにそんな世界のありとあらゆることを教えたいと願う場面。
どんな子どもだろうと、教育と愛はその子の人生を左右するものになるんだなーとしみじみ思う言葉でした。
感想
かの有名なヘレンケラーと彼女の家庭教師アニー・サリヴァンの物語を、日本の青森を舞台に移し、再構築した小説。
スッキリと分かりやすい文章で、スイスイと読み進められました。「本読むの苦手…」って人も、この著者の文章は読みやすいと思います。
どんな人間にも平等に教育を受ける権利があり、正しい教育を受ければ才能は開花する…という信念のもと、アメリカ留学を終えた「安」がスパルタ教育を開始。
安先生の執念ともいえる情熱により、まともに言葉もしゃべれず、排せつの躾さえ出来なかった「れん」が美しく教養ある女性にまで成長させていく過程は感動もの。
なぜ、私たちには教育が必要なのか?
教育関連の仕事をしていない私でも、その答えに少しは触れることができた作品でした。教育や福祉関係の人はより興味深く読めそう。
男尊女卑が色残る明治時代を舞台にしているのも面白いですね。
「女に学問なんて必要ない」とか「女のくせに」と言い張る男性たちに、安先生が結果を出して納得させていくのが痛快!
決して嫌味や小狡いことはせずに、淑女らしくスマートに対応し、最後はれんを成長させることで周囲を黙らせてしまうという…。
こういう女性たちがいたからこそ、今の女性の地位があるんだなーと改めて考えさせられました。
あまり普段は読まないジャンルの本ですが、だからこそ知らないことが知れてよかったです。教育関係はもちろんのこと、お子さんのいる方にもぜひ読んでほしい作品でした。
これで、2月の読書メモは終了です。3月も素敵な本に出会い、また感想をまとめようと思います!
【パラサイト半地下の家族】ネタバレ感想・考察!インディアン、石、匂い…映画のアレコレを考察しました
「パラサイト 半地下の家族」★4.5(5点満点)

(引用: https://eiga.com/movie/91131/photo/)
こんにちは!もっちゃんです!
今回は話題の映画「パラサイト」を鑑賞してきたので、感想&考察をまとめたいと思います。
公開してすぐに見に行ったんですが、ほぼ満席に近くお客さんが入っていてビックリしました!
そして、見終わった後はいろんな意味で「とんでもねぇ映画を見ちまった…」と放心状態になるほど素晴らしい映画でした。
今回はそんな韓国映画「パラサイト」の感想や考察をまとめていきます。記事内ではガッツリネタバレしているので、まだ見ていない人はご注意を。
「パラサイト 半地下の家族」あらすじ
「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」の監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホが4度目のタッグを組み、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品。
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。
そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。
「パラサイト」監督・キャスト
監督…ポン・ジュノ
キャスト
キム・ギウ…チェ・ウシク
キム・ギジョン…パク・ソダム
チュンスク…チャン・ヘジン
パク・ドンイク…イ・ソンギュン
ヨンギョ…チョ・ヨジョン
ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホの名コンビ!ソン・ガンホの迫真の演技は必見です。
「パラサイト」ネタバレ感想&考察
韓国映画で初めてのパルムドールを受賞し、アカデミー賞作品賞にもノミネートされている「パラサイト」。
全世界でヒットし、なんと既にドラマ化まで決まっています。しかも、制作総監督は「バイス」のアダム・マッケイ!
社会派作品で知られるアダム・マッケイがどのように「パラサイト」をドラマにするのか…。気になりますね。
さて、「パラサイト」のテーマは、ずばり貧困と格差。
「万引き家族」に引き続き、貧困をテーマにした映画がパルムドールで最高賞を受賞しているとは…。うーん。現代の闇。
ただし、貧困と格差という重々しいテーマながらも、映画自体はエンターテイメント性が高く、劇場でもクスクスと笑い声が聞こえる場面が多々ありました。
確かに前半部分は富裕層の家に貧困層が寄生(パラサイト)していく過程がテンポよく描かれ、スパイ映画っぽいんですよね。
パク家の奥さんが困った顔で「どうしましょう!?」と言うところとか、本当マヌケなかんじ(笑)家政婦さんのゴミ箱のくだりは、みんな笑ってましたね(笑)
ただ、後半にいくにつれて物語の雰囲気が重々しくなってくるのですが…そのカギとなるのが、ある家族の存在。
彼らが登場してから物語が急速に展開していき、誇張なしで予想だにしない展開が待ち受けています。
そこで炙り出されるのが格差と貧困。
韓国は超学歴主義社会ですが、その中でも成功できるのはほんの一握り。
女性の合計特殊出生率は1を割り込み0.98となり、世界最低水準の数値まで落ち込んでいます。
「貯金ないまま老後」韓国、広がる格差 受験競争や高齢者の貧困…浮かぶ社会のひずみ|【西日本新聞ニュース】
上の記事で
「国内総生産(GDP)は成長しているそうだが、私たちには関係のないことだ。格差が広がり、真ん中の層が薄くなった」鄭さんの言う「真ん中」とは中間層のことだ。
という言葉が出てきますが、「パラサイト」はまさに”失われた中間層”を描いてい
る作品です。
何もかも奪われ、必死に今日を生きる人々。
果たして彼らのことを単なる「自己責任」の一言で片づけて、知らない顔をするのが正解なのか。今の現代社会に一石を投じる、とんでもない映画でした。
「貧困なんてない」という人たちへの警鐘
※ここから物語の重要なネタバレがガンガン出ます。
最初はキム家が侵略にしたものの、裕福なパク家に苛立っていく…って内容かと思いきや、なんとパク家の地下には、事業に失敗し借金取りから逃げている元家政婦の夫が住んでいて、さらには元家政婦と夫 vs キム家族の争いが起こるという驚きの展開に。
「家」という小さな舞台をフルに活用したカメラワークや物語の運び方も映画ならではの面白さ。
そして目には見えない社会の格差を、高台にあるパク家と半地下や地下の部屋など物理的な「上と下」の位置関係から表現していくのも見事。
元家政婦が去った日も坂を下る(=貧困に戻る)し、大雨の日に下って行けば行くほど悲惨な状態になっていくのも凄いわかりやすいですよね。
ここで描かれるのは単純な貧富の差だけでなく、社会的な弱者を救おうとしない、今の社会の在り方への警鐘ではないのでしょうか。
この文章を書いていて、ふと思い出したことがあります。
「万引き家族」を地元の映画館で鑑賞した際、CMでも「感動作!」とバンバン宣伝していたからか、その映画館にしては珍しく結構な人が入っていました。
しかし、物語の中盤あたりになってくると、観客の何人かは「思ってたのと違うな~」となったのか、堂々とスマホはいじり出すし、隣の人とそこそこな音量で話し始めたんです。
その時は単純に「マナーの悪い客多いな」と思ったんですが、後々「万引き家族」の関連記事で「こんな生活している人、日本でいないでしょ」という感想を見て、なんとなく彼らの行動が腑に落ちました。
たぶん、あのとき堂々とスマホをいじったりしていた彼らは、きっとパク家と一緒で、最下層にいるような貧困層の存在なんて気にかけたことさえないのでしょう。
ここで、昨年来日したフランシスコ教皇のスピーチについての記事を残しておきます。
貧困や格差について、彼らしい言葉で伝えています。
スピーチの冒頭で、彼はこう話しています。
人やコミュニティ、そして全社会が、表面上は発展していたとしても、内側では、疲弊し、本物の命や生きる力を失い、中身の空っぽな人形のようになっている。(中略)
まるでゾンビのようで、彼らの心臓は鼓動を止めている。なぜならそれは、誰かと人生を祝い合うことができないからだ。
「パラサイト」や彼の言葉を、ゾンビ化した日本でどう受け止めるのか。私たちの人間性が試されているように思います。
映画内のアレコレを考察
映画内で「どういうこと?」と思うことが多々ありましたので、今回はこの辺を細かく考察していこうと思います。箇条書きですが、あしからず。
キム一家の匂い
湿っぽい半地下で暮らしている人特有の匂い。ちなみに、韓国の人はあーあの匂いねと分かるそうです。
その匂いをパク社長たちは「あの匂い無理w」と一線を引いている。
性格が良くても、仕事が出来ても、半地下から抜け出さないと解決しようのない匂いを理由に差別される。その屈辱と怒りが後半の事件へと徐々につながる。
なぜインディアン?
・「弱者は切り捨てていく」という新自由主義思想の反映では。パク家はその流れの勝者になり、キム一家は敗者となった。
・ITの発展により、キム家たちが勤めていたような多くの中小企業が軒並み廃業している⇒経済格差と貧困の始まり。
・もともと国の経済を支えてきた「中小企業」と国をつくり上げてきたネイティブアメリカンたちを重ねているのでは。何もかも奪われ、生活を余儀なぐされた人々の象徴。
・あるいは、表面的な部分(服装など)だけを愛し、その裏にある悲惨な文化を鑑みない、社長の薄っぺらさを表しているのでは。
自分の利益のためであれば、先住民がいようと中小企業が潰れようとどうでもいいと。
あの石は何なの?
・逃れられない「貧困」を表現しているのでは。彼らに重くのしかかる貧困の連鎖。
・その石(貧困)にキム家の息子が命を落としかけ、最終的には事態をより悪化させてしまう→キム家の未来も明るくはないと示唆。
パク家の地下の住人(元家政婦の夫)
・自分が貧困に堕ちた社会構造に疑問を抱かず、富裕層を「リスペクト!」するだけ。
貧困層は社会に怒りを覚えるのが疲れ、蜜を吸い続ける上級階級の人々にすがるしかない。こんな世界が本当に幸せなのか?
・パーティー会場で包丁を持った彼に、誰も気づかないのが印象的。会場のセレブたちにとって、彼の存在など見えていないし、見ようともしていない。
そして、彼のバナナを食べ方が凄い。何を見てあの演技をしてるんだろう…。
ラストシーンについて
パク社長をさしたキム家の父親が、パク社長の地下に逃げ、暮らし始める。
その後、それに気づいた息子が社会的に成功し、パク家の豪邸を買い、父親が地下から出てくる映像が流れる。
しかし、ラストカットは冒頭の半地下の家。一番最初のカットと同じ。
つまり、彼らは貧困の連鎖からは抜けられない(ループ)を意味している。
彼はきっと、あの家を買うこともできず、ずっとあの半地下で暮らすのでは。
これは「努力が足りない」とか「やればできる」という問題ではない。
そもそも彼らは挑戦することも出来ない最底辺の貧困層であり、個人の問題ではなく社会的構造の問題。
ざっと思いついたのはこの辺でしょうか。いろんなシークエンスが隠された映画なので、まだまだ考察しがいがありますね。
そして、今まで書いた映画レビューで一番感想をまとめるのが難しい映画でした。
もう4000字も書いてますしね…。
こんなに奥深くて多層的な映画、そうそう見れるもんじゃないです。
社会派で、エンタメで、コメディで、サスペンスで…。いろんなジャンルの映画を2時間で見ているような気分でした(笑)
既に今年のトップ3になりそうな映画です。こういう映画が日本でも作られたらいいですね。
【ジョジョ・ラビット】ネタバレ感想・考察まとめ!ジョジョにとってヒトラーとは何だったのか?
「ジョジョ・ラビット」個人的評価★4.0点(5点満点)
こんにちは!もっちゃんです!
映画「ジョジョ・ラビット」見てきたので、感想や考察をまとめていこうと思います!
トロント国際映画祭で観客賞を受賞してから、ずーーーーと気になっていた作品でしたので、ようやく見れたー!って感じです。
ナチスドイツという重いテーマをギャグたっぷりに描き、見終わった後は何だか胸がジーーーンと温かくなる不思議な映画でした。
それでは、「ジョジョ・ラビット」の感想や考察をまとめていきます!ネタバレありですので、ご注意を。
「ジョジョ・ラビット」あらすじ
〜あらすじ〜
物語の舞台は、第二次世界大戦下のドイツ。10歳の少年ジョジョは、空想上の友達であるアドルフ・ヒトラーの助けを借りて、青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと奮闘していた。
しかし、心優しいジョジョは、訓練でウサギを殺すことができず、教官から〈ジョジョ・ラビット〉という不名誉なあだ名をつけられる。
そんな中、ジョジョは母親と二人で暮らす家の隠し部屋に、ユダヤ人少女エルサが匿われていることに気づく。
やがてジョジョは皮肉屋のアドルフの目を気にしながらも、強く勇敢なエルサに惹かれていく──。
舞台は第二次世界対戦で、しかもナチスドイツ。とはいえ、今までの戦争映画とは違い、この作品はコメディなので子どもも大人もゲラゲラ笑える作品になっています。
戦争映画ですが残酷な描写はあまりなく、あらゆる年代が楽しめる作品でしたよ!
「ジョジョ・ラビット」監督・キャスト
監督…タイカ・ワイティティ
MCUの「マイティソー・バトルロワイヤル」で一躍有名になったニュージーランド出身の監督です。今までのソーシリーズから一転し、全編コメディ満載の一作に仕上げ、世界的に大ヒット。
「ジョジョ・ラビット」では、ジョジョの空想上の友人アドルフ・ヒトラーも演じています。才能豊かすぎる!
キャスト
●ヨハネス・ジョジョ・ベッツラー…ローマン・グリフィン・デイヴィス
●エルサ・コール…トーマシン・マッケンジー
●ロージー・ベッツラー…スカーレット・ヨハンソン
●クレンツェンドルフ大尉…サム・ロックウェル
豪華キャストが勢揃い!各キャストが本当に良い演技を見せてくれました。
それと、サムロック・ウィル演じるキャプテンKの部下を演じてた俳優「アルフィー・アレン」。
鑑賞中「この俳優さんめっちゃ見たことあるな〜」とモヤモヤしてたんですが、この人「ジョン・ウィック」でジョンに追いかけ回されるドラ息子を演じてた人ですね!!
だいぶ大人っぽい雰囲気になってて全然気が付きませんでした!!
ちなみに主演の男の子は今作が俳優デビュー作!初めてとは思えないほど素晴らしい演技でした!
「ジョジョ・ラビット」ネタバレ感想・考察
コメディで描かれるナチスドイツの滑稽さ
トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞した「ジョジョ・ラビット」。第二次世界大戦のナチスドイツをユーモアたっぷりに描いた一風変わった戦争映画です。
もう初っ端からシニカルなギャグがポンポンと放り込まれ、「あれ?これ第二次世界大戦の話だよね?」と忘れてしまうほどにユーモラス。
ビートルズの「I Want To Hold Your Hand」にのせ、人々がヒトラーに熱狂しているOP映像には「ふざけすぎでは?(笑)」とこっちがハラハラしちゃいました(笑)。
そして、タイカ・ワイティティ監督自身が演じるジョジョの空想上のヒトラーは皮肉が効きすぎていて、思わず苦笑いしてしまう場面も。
「心配するな。私だって「お前はこの国を破壊させる!」だの何だの沢山言われた」
「ドイツ人は!マインドコントールなんてされない!されてはいけない!」
などなど、それをヒトラーに言わせるの!?と驚いてしまうセリフが盛りだくさん。
とはいえ、一歩下がって考えてみれば「あの時代はこんなアホな奴に酔狂していた」という物凄いシニカルな構造になっているんですよね。
作中では「ユダヤ人は悪魔と交尾する」だの「ユダヤ人は頭に角がある」だのバカバカしい”ユダヤ人像”が出てきますが、その歪んだ偏見により何人のユダヤ人が収容所に送られ、その生涯を終えたのか。
クスクスと笑いながらも、ふとそういった事実を思い出し、心にずしっと重しのようなものを置かれた気分になりました。
誰かの「ヘイト」が国全体に広がり、取り返しがつかない状態になったのは、ユダヤ人迫害だけではありません。
ルワンダの大虐殺もラジオから流れてきたヘイトにより引き起こされていますし、
今の日本だって平気でヘイトが行われていていますよね。
ウィティティ監督は母親がユダヤ人で、偏見やマイノリティに苦しんだこともあるそう。そんな彼だからこそ、ヘイトで満ちた今の時代に危機感を覚え、この作品を作りあげたのでしょう。
戦争を知らない私たち世代が、どう戦争を考え、伝えていくのか。
ワイティティ監督は、戦争の滑稽さと残忍さを新しい形で描き出してくれました。いやー監督、演技もして監督もして本当に天才ですわ。
ジョジョにとってヒトラーとは何だったのか?
この物語のキーパンソンは何と言っても空想上のヒトラーの存在。
ちょっぴり内気で心優しい少年ジョジョは、なにか困ったことがあれば、何でも空想上のヒトラーに相談し、アドバイスをもらいます。
このヒトラーは、あくまでジョジョの妄想であり、本当のヒトラーじゃありません。
ジョジョにとってヒトラーは「憧れのヒーロー」であり、言ってみれば赤レンジャーや仮面ライダーみたいなもんなんです。
なんでヒトラーに憧れを?と思うかもしれませんが、この時代はジョジョに限らずだれもが自分で答えを出すことが出来ていなかったわけで。
おじさんもおばさんもヒトラーに熱狂し、彼に国の未来を託していたんです。ジョジョの家には戦争により父親がいなかったため、自分が頼れる「誰か」を潜在的に求めていたのではないでしょうか。
しかし、ジョジョは母親が匿っていたユダヤ人少女エルザとの交流を通して「ユダヤ人」と一括りにはせず、目の前の「一人の少女」を愛するようになります。
「悪魔って言われていたけど…」と葛藤しながらも、自分自身で考え、ジョジョはエルザを信じることを決めるのです。
最後はヒトラーのアドバイスを無視し、さらにはヒトラーを蹴飛ばして窓から追い出すというコント番組みたいな別れ方をします(笑)
つまり、誰かの言葉(空想上のヒトラー)を借りなくても自分なりの信念を見つけることで、ジョジョは1歩大人へと成長を遂げました。
軍服を着て戦争ごっこを楽しむよりも、エルザを愛し、彼女の笑顔のために生きようと「社会」という大きな目線から「個」の目線をジョジョが学んでいくのです。
そして、この辺の成長過程は涙なしには見れないほど感動的でした…。ラストの白紙の手紙も、靴紐のシークエンスも、一つ一つのギミックに涙…。
一人の少年の成長物語としても本当によくできた作品でした。
スカヨハ最高!!!
主役のジョジョを演じたローマン君も本当に可愛いし、親友役のアーチー君もいい味出してるし、サム・ロックウィルも本当に良い演技でしたが…!
個人的には母親役を演じたスカヨハがMVPです!!!!
しなやかな女性らしい強さをここまで見事に演じられる女優、中々いないですよ。
戦争中で夫もいない状況でも悲壮感は全然なくて「最後はダンスを踊るのよ」と笑い、暖炉の煤を顔にべったり塗り父親に扮して「その口の利き方はなんだ!」とジョジョを怒ったりと、ユーモアたっぷりで心優しい母親を演じています。
何より、ヒトラーに憧れていくジョジョを無理に止めようとはせず、やさしく傍で見守るような演技も魅力的!「いつかはわかる時がくるわ」と程よく諭してあげる彼女が本当に美しいし、こういう母親になりたいと心底思いましたよ!
スカヨハって昔はミステリアスで浮世離れしたような美女みたいな役が多かったけど、今は地に足がついた役をすごく上手に演じますよね。「マリッジ・ストーリー」の母親役もすごく良かったですし。
私が映画を見始めたときからずーと大好きな女優さんなので、彼女が年齢ととも輝きを増し、女性として強く成長している姿にすごく勇気をもらえます。これからもきっとずーと大好きな女優です。
2020年も始まったばかりですが、こんなにも早く心からじんわりと温まる素敵な作品に出会えて満足です。いろんな人に見てほしい作品でした!
【1月の読書メモ】「i」「漢字の気持ち」「人生がときめく片付けの魔法」感想まとめ
今年の目標として「毎月2冊は本を読む」を掲げました、当ブログの管理人もっちゃんです。
上記の目標を達成&読んだ本をアウトプットし理解を深めるため、これからは毎月読んだ本を読書メモとしてブログに残していこうと決めました。
書評ではなく、あくまで「メモ」程度ですので悪しからず。
1月に読了したのは、以下の3冊でした。
- 「i」
- 「漢字の気持ち」
- 「人生がときめく片づけの魔法」
それでは、各本の読書メモをまとめていきますー。
「i」西加奈子
〜あらすじ〜
「この世界にアイは存在しません。」
入学式の翌日、数学教師は言った。
ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。
その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる、ある「奇跡」が起こるまでは――。
心に残った言葉
「子どものことで、私がアイに謝ることはない。
社会に対しても、不妊で悩む人に対しても、謝る必要はないと思っている。
私の決意と、みんなのからだのことは別だから。
私のからだはわたしのものだから。」
アイの親友ミナの手紙の一文から。望まない妊娠をしたミナにアイが怒り(詳しくは小説で)二人の関係はギクシャク。
そして、アイに対してのミナが出したアンサーがこれ。すごく現代的な言葉で、色んなしがらみから開放してくれる言葉だと思う。
「アイは少女ではなかった。
母の、父のあたたかさを求め続けたあの小さな少女ではなかった。でも、このあたたかさは大人になったアイには必要なものだった。どうしても必要なものだった。
かつて他人だった人、今も血の繋がりのないユウから得られるあたたかさは、やはりアイをこの世に存在させてくれた」
夫ユウとの出会いにより、アイがどんどん「i = 私」を見つけ出していく過程がとても好き。
人が人を愛する理由をとても優しく表現してくれた一文。
感想
西加奈子さんの新しい文庫本。シリア難民から裕福な夫婦の養子となった「アイ」の物語です。
彼女は「なぜ私は選ばれたのか。ほかにも苦しんでいる人がたくさんいるのに、私だけ幸せになっていいのか」と幼いころから葛藤。
世界でテロや震災が起きるたびに、帰らぬ人となった数をノートに書き「なぜ、私ではなかったのか」と悩み続けます。
世界中では今この瞬間も、あらゆる災害や争いが起き、数えきれないほどの人が帰らぬ人となっています。しかも、現代ではネットの発達により情報がすぐに手に入り、なおかつ動画や写真まで見ることが出来てしまう。
アイちゃんほどでは無いにせよ、平和に生きている自分を恥じてしまう感情は、どんな人でも何となく理解できるんじゃないでしょうか。
そういう時代に生きる私たちに「それでも、あなたは絶対生きる価値がある」と言い切ってくれたのが「i」でした。
正直ラストまでの持っていき方はやや強引ではあるものの、西さんがこれだけ力強く「あなたは生きるべき」と言い切ってくれたのが清々しい。
余談ですが、海でクライマックスを迎える、血の繋がりがない人々が心を通わせる、女性の出産など、なんとなく映画の「ROMA / ローマ」を思い出しました。
「漢字の気持ち」高橋政巳・伊東ひとみ
〜あらすじ〜
漢字は、人々の思いを背負っている。
祈りや愛情、思考や哲学、悩みや苦しみなど、人間の心のありようが凝縮されている
―古代から脈々と続く漢字の心象に魅かれた書家・刻字家高橋政巳が、語源を遡り、百余の漢字を筆書きしながら、古代の中国や日本人の心と姿を明らかにする。
「恋」と「変」はどう違う?名前の漢字の由来は?
漢字の奥深さと楽しさに溢れたユニークな漢字読本。
引用: google Books
心に残った言葉
ー「「迷」は「米」と「辶」から成り立っています。そもそも「米」というのは、米粒が俵からこぼれて散乱する様子を表しています。
そこに「道を行く」という動詞を表す「辶」が組み合わさっている「迷」は、そのこぼれた米が小粒で見えにくいことから、道がわからないことを意味します。
漢字の語源というとなんだか難しそうな気もしますが、この「迷」の情景で表現された姿はたいそうユーモラスで、真面目ゆえのおかしみが醸し出されています。
何かを決めかねて迷ってしまったら、バラバラと錯乱した米粒を思い出してください。
「迷」という字のどことなくユーモラスなそのさまは、心をふっと軽くして、きっとあなたの選択に力を貸してくれるでしょう。」
一部の文章を省略していますが、思わず読んでいてふふっと微笑んでしまった内容です。語源を紐解いていくと、今とは全く違うイメージになるから面白い。
感想
去年の夏、この本の著者である高橋先生の工房に行き、名前の漢字の成り立ちや意味について教えていただきました。
先生はもうお亡くなりになっており、今は奥様が運営しているのですが、奥様も溌溂としてとても素敵な方です。
「”名は体を表す”というけど、本当に当てはまるよね」とお話しし、漢字って面白いなぁと新しい発見を楽しめた時間でした。
この本はそういった経緯があり、偶然ブックオフで「あ!あの人の!」と見つけて即購入したもの。けっこうドラマチックな出会い(笑)
一つ一つの章が短いのでとても読みやすいし、何より文章から著者の温かみや優しさが感じられて「良い文章だなぁ」としみじみしちゃいました。するすると体内に入ってくる。
普段何気なく使っている漢字にこんな歴史や意味があったのかと驚きつつ、意味は知らなくても直感的に漢字を使い分ける日本人ってけっこう凄ない?と思ったり(笑)。
例えば「見る」「視る」「診る」など、何気なく使い分けてるよなぁと。
古代人の表現力はとっても豊かだなと感動さえ覚えてしまいました。何回も読み直したくなる、とっても楽しい1冊でした。
「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵
〜あらすじ〜
『一度片づけたら、絶対に元に戻らない』
世界の片づけの常識を変えた究極のメソッド。
アメリカでは、「KONDO」という言葉が 「片づける」という意味として使われるように なるなど、社会現象となっています。
・「一生治らないと思っていた“片づけられない病”が、 3日で克服できた!」
・「こんまりメソッドのおかげで自分のことが好きになれて、 パートナーとの仲も改善された!」
人生が劇的に変わると、世界中から感動の声が続々!!
心に残った言葉
「他人が示した基準に自動的に従っていくノウハウ型の片づけでは、たとえ一時的にきれいになったとしても、それが自分の心地よさの基準に合っていなければ、結局元に戻ってしまうのです。
人がどんな環境に囲まれていると幸せかは、その当人にしか決めることはできません。モノを持つ・選ぶという行為は、きわめて個人的な行動だからです。」
何故片づけ術を駆使しても、いつの間にかリバウンドしてしまうのか?という疑問に対する、こんまりさんの究極のアンサー。確かに〜と唸ってしまった。
感想
ネトフリを見て、こんまりメソッドを学びたくて購入。丁度、年末の大掃除に役立てようと思いまして。
ネトフリで見るよりも細かいメソッドが書かれていて、非常に参考になりました。たまに宗教じみてて怖いですが(笑)。
特に捨てるかどうか悩みがちな書類の片付け術がとても役立ちました。
「そもそも大半の書類は必要ないものなので、ほとんど捨てても構いません」という、こんまりさんの言葉を信じ、ガンガン捨ててボックス1個分処分しました。
確かに新卒時の給与明細をとっておいて何の意味があったのか…と、ようやく気がつきました…。
全体的にふわふわ~と女性らしい文章なんですが、時折こんまりさんの超冷静で論理的な思考が垣間見えて面白い。
さすが、アメリカであれだけ売れただけあるな~と妙に納得してしまった(笑)。旦那さん含めてマーケティング上手なんだろうな。
最近ちょっと批判的なニュースもありましたけどね。世界を騒がせているって意味では、本当すごい女性ですね。
1月の読書記録は以上で終了!2月も良い本に出会えますように。
【フォードvsフェラーリ】あらすじ・ネタバレ感想!車好きじゃない人も見てほしい最高のカーレース映画
フォードvsフェラーリ 個人的評価★4.3(5点満点)

(画像出典:https://www.cinematoday.jp/movie/T0024304/photo/T0024304p)
新年1発目!「フォードvsフェラーリ」を見てきました!
予告段階では「うーん。私、車やレースに興味ないしなぁ」と思っていましたが、映画評論家の町山さんが「2019年のアメリカ映画No.1!」と絶賛していたので見に行きました(笑)。
結果としては…新年1発目にふさわしい素晴らしい映画でした!
今回は「フォードvsフェラーリ」のあらすじ・感想(ネタバレ有)を詳しくまとめていきます!
「フォードVSフェラーリ」のあらすじ
マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。
ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。
シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。
限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。
引用:映画.comより(https://eiga.com/movie/90540/)
映画内で説明があるので、レースや車の知識がなくても十分楽しめます!私もこの映画で初めて「24時間耐久レース」とかフォードやフェラーリの関係について知りました。
「フォードVSフェラーリ」の監督・キャスト
監督…ジェームズ・マンゴールド
キャスト
キャロル・シェルビー …マット・デイモン
ケン・マイルズ…クリスチャン・ベール
レオ・ビーブ…ジョシュ・ルーカス
クリスチャン・ベイルとマット・デイモンと、ハリウッドを代表する俳優が共演。クリスチャン・ベイルがぶっ飛びまくってるレースシーンが最高ですw
ちなみに、彼は昨年公開の「バイス」で役作りのために20kg太り、今作の出演にあたり30kg痩せたそう!
何度もこういうことを繰り返してきた彼ですが、医者からも「もう健康に悪いからやめて!」ストップされ、今後は過度な増量は減量は控えるそうです(笑)
「フォードVSフェラーリ」の感想(ネタバレあり)
汗が噴き出るほど迫力満点!なカーレースシーン
今作は映画タイトルからも明らかなように「カーレース」を主題としています。
正直、私自身は車もレースも全く興味がないですが、そんな私でも「すごーーー!」と興奮させてくれる映画でした。
何より特筆したいのは、カーレースシーンの迫力!
このご時世にも関わらずCGは極力使わず、本当にカーレースを撮影しているため、もう迫力が凄まじいです。
カーレースってこんなスリリングで、迫力満点なのかー!と大興奮でした。
あまりに興奮しすぎて、見ている最中に汗だくになってました(笑)。
youtubeに実際の撮影風景がアップされていますが、これを見ているだけでもドキドキ!このメイキング見たら、そりゃあんな迫力満点な画になるよな!と納得です。
映画館の大スクリーンと音響がないと、この迫力は楽しめないです!ぜひ映画館で見てください!
泥臭く、男くさい。おしゃれさ皆無の映画
映画の舞台となるのは1960年代のアメリカ。沢山物を作ってガンガン経済をまわしていた時代ですね。
現代の「効率重視」といったスマートさはなく、映画全体の雰囲気も暑苦しくて泥臭く「男臭」がプンプンと漂ってきます。
画面越しからも、車のオイルや汗のにおいが伝わってくる…(笑)
これほどまでに女の気配がない男らしさに満ちた映画も今時珍しいんじゃないでしょうか?
映画では「フォードがフェラーリにル・マンで勝つ!」と大きな軸をもとに、主演二人の友情・家族・そして仕事をともにする仲間たち…と様々なテーマが描かれます。
特にケンとシェルビーの友情がとにかく胸アツ。
お互い一般社会には馴染めない「変わり者」同士が、初めて自分の世界を共有できる人を見つけて、本当の友情を結んでいくんです。お互い偏屈なので、殴り合いの喧嘩もしますけど(笑)。
女の私からすると「男ってバカねー」ってスタンスで見つつ、心の奥底では「こんな関係を結べるなんていいなあ」と羨ましくなったり。
同じビジョンを描ける人と仕事できるって、それだけで人生は幸せだろうなと思います。
サラリーマンあるあるが辛い…!
車、男、アメリカンヴィンテージと男性が好きな要素がいくつもちりばめられているんですが、「サラリーマンあるある」にグッとくる人も多いと思います。
主人公2人は、フォード社から「フェラーリに勝つ車をつくれ!」と言われ皆で協力しながら進めていくものの、毎回邪魔するのは味方であるはずのフォード側。
今作ではフォード社の副社長演じるジョシュ・ルーカスが「クソ野郎ー!」と言いたくなるくらい権力に服従しまくる嫌~な上司を演じていますw
例えば、性格は難ありだがレースの腕は確かなケンを「会見で変なこと言われると困る」と会社のメンツを保つためにル・マンのレーサーから除外。
結局そのほかのメンバーでは実力不足で、フェラーリにズタボロに負ける…という最悪の結果に。
本来は「フェラーリに勝つこと」が最大の目的だったはずなのに、「会社」の枠組みにとらわれ、シンプルに物事が進まないんですよね。
現場を知らない役員幹部が「上からの命令だから」の一声で現場を混乱させていくってサラリーマンなら誰しも経験あるのではないでしょうか…。
そういう中で時には役員たちに反発したり、結果を出して見返したり、グッとこらえたり……。
仕事をしている人なら「あー分かるよ!分かる!」となるシーンが多々ありつつ、最後は「それでも頑張ろう」と勇気をもらえる内容になっていました。
全てのサラリーマンに見てほしい…。
そして、みんなで協力して一つの目標に向かうって仕事の楽しさだし、醍醐味だなぁと改めて思いましたね。
レースに勝つためには天才的なレーサーも必要だけど、それを支えるエンジニアだって必要不可欠な訳で。
お互いに足りない部分を埋めあっていくことで、仕事は完成するんだなと改めて考えさせられました!
人間を突き動かすのは「狂気」なのか
この映画は友情や仕事といった普遍的なテーマもいいんですが…個人的には主人公2人の狂気じみたカーレース愛がとても興味深かったです。
レースシーンでは一人称視点となり、まるで自分がレーサーになったような気分となるのですが…これが本当に怖い!
特にル・マンレースの夜、土砂降りの雨の中走るシーンは「こんな中走るなんて…正気の沙汰とは思えない…」と思うほどの恐怖。
雨で全然前が見えず、急に車が目の前に現れたときは思わず「ヒっ!」と声が出ちゃいました…。そもそも24時間もレースしてる時点で、もう狂気じみてますよね(笑)。
私はカーレースを見たこともないし興味を持ったこともないですが、この映画を見て私には理解できないけど、レーサーだけが見れる世界があるのだなぁと知りました。
ケンも「俺は普通の世界じゃ生きていけないんだよ」と奥さんに言うんですが、そりゃカーレース中の興奮を何よりも楽しんでる人間が普通の仕事なんて無理だよなと納得。
しかし、映画のラスト。
ケンは車の試走をしていると、ブレーキがトラブルを起こし車が爆発。ケンは脱出に失敗し、帰らぬ人となってしまいました。
これは映画の脚色ではなく本当の話で、ケンは47歳の生涯を車の中で終えたのです。
この衝撃的なラストもまさにレース狂と言える、彼らしい幕引きだな、と。
私は彼と違って普通の人間ですので彼の生涯を理解できない部分はありつつも、こういう風に、その人にしか分からない狂気の世界を見れるのも映画の楽しみだなと。
ですので「レースなんて興味ないよ」って人も、「こういう世界でしか生きられな人もいるんだなぁ」と社会科見学のような気持ちで見ることが出来るはずです(笑)
思っていたよりも普遍的なテーマが沢山詰まっていて、どんな立場の人が見ても「面白い!」と思える作品でした。
これは絶対映画館で見るべき映画ですので、是非映画館でこの興奮を楽しんでくださいね!
今更だけど2020年の目標発表~今年は挑戦の年&言葉を豊かに~

久々のブログ更新。
2020年スタートと同時に新しい挑戦をはじめ、毎日仕事終わりにコツコツと勉強しているので、なかなかブログを触る暇がありませんでした。
今回は隙間時間にちょろちょろ書いていた2020年の目標をここでまとめさせていただきます。
一応、お正月休みに目標を細かく考えましたが、ここに書くことで「宣言」とさせていただこうと思いまして。
オープンにした方が、達成しなきゃっ!て自分を奮い立たせられそうなので、この場を借りして2020年の目標を書いておきます。
2020年の6つの目標
プログラミングスキルを身につける
冒頭に書いた新しい挑戦とは、このことです。昨年あたりから興味を持ち始め、チロチロ独学で勉強していましたが、今年は本格的に勉強しようと決めました。
プログラミングを学ぼうと思ったきっかけは、「私はこれが出来ます」と言える女性になりたいと思ったから。
自分の将来を考えたとき、私のような何の技術も専門資格もない人間が、結婚したり子どもを産んだりして、するっと社会復帰できるのだろうかと漠然とした不安を覚えるようになりまして。
最近は周りからも「結婚は?」とか「子どもは?」と言われる歳になり「私ももう若くないんだな~」と痛感し、今後のキャリアを見直した結果です。
正直、勉強して希望のキャリアを描けるかは分かりませんが、まだ私も20代後半ですので「自分の興味あることを勉強してみよう」と決断しました。
本を毎月2冊は読む
もともと本を読むのは好きですが、今年はより色んな言葉に触れて、自分の中の言葉を豊かにしていこうと思います。
こうやってブログを書いていると、どうにも言葉がうまく出ないことが多々あるので、私は圧倒的にインプットが足りないんだろうなと実感しまして。
また、昨年末にたまたま見つけた作家の川上未映子さんの記事に感銘をうけ、もっと沢山の書物に触れようと決めました。
一部の文章を抜粋させていただきます。
「考える」ってやっぱり言葉で行うことですよね。だからもう、言葉を総動員して考える。
じゃあ言葉はどこからやってくるかといったら、私は書物からやってくると思う。あとは自分の信頼している人が責任を持って発している言葉からやってくるの。
決して、誰かを傷つけるための言葉や、ただ流れて消費されていく匿名の140字からやってくるものではないんです。
今やニュースサイトやSNSなど、あらゆる言葉が溢れていますが、そのどれもが一過性で、右から左へと流れていくだけ。
でも、本を読んでいるときは、ゆっくりとその言葉に向き合い、咀嚼し、言葉の意味をうんうんと考えたりする。私に足りないのは、そういう時間なんだなとこの記事を読んで気が付きました。
今年はたくさんの本を読んで、私の中の言葉をもっと豊かにしようと思います。
また、下の言葉もとても好きです。
今はまとめ上手な人が頭が良いと思われるし、加速主義的に切り捨てて腑分けした考えが注目されたりしますよね。でもそれは、いちばん大事なものを削ぎ落として成立しているものですよ。
だって私たちの人生って、まとめられないものだけで成り立っているじゃないですか。
「人生は、まとめられないものだけで成り立っている」
こういう言葉に出会っていきたいので、今年はたくさんの書物に触れようと決心しました。
ブログを毎月5記事は更新する
なんだかんだこのブログも1年続いたので、今年1年もじみーに続けていこうと思います。最低でも5記事は更新していきたいですねー。
あと、このブログはPV数とか収益とかそういう面倒なことは考えないで、私の残したい言葉を残す場所にしたいです。
pro契約は続けますし、広告も貼り続けますけど、収益よりもブログを書くことをもっと楽しむ1年にします。
自分が書いてて楽しいと思える記事をもっと増やしていこうと思います!
映画を50本見る
本も読みますが、映画もやっぱり大好きなので、今年も沢山見ようと思います。
人生のいろんな場面で映画に助けられてきたので、今年もそんな映画に出会えるのを楽しみに、色んな映画を見ていきます。
NETFLIX作品含めて、今後は動画配信サービスの映画も期待大!
1月~春まではアカデミー賞作品が続々公開になるので、今からワクワクしています♪
忙しくても映画レビューは続けたいな。
TOEICを700点目標に
まだまだ点数足りないですが…目標は大きく持とうってことで、この点数にしました(笑)。
プログラミングの勉強と並行して、こちらもコツコツと勉強し続けます。
亀のようなスピードですが、英語は継続して勉強するのが大事と信じて、今年ものろのろと頑張る予定。
登山に初挑戦したい!
超インドアな私ですが、今年は登山に挑戦してみたいです。
きれいな景色を見たいのも勿論ですが、頂上でカップラーメンを食べてみたいというアホみたいな欲求が私を登山に駆り立てています(笑)。
一度やってみたいんですよねー。
友人との予定が合えば、夏あたりに行く予定です。予定が合わないときは、また来年かな(笑)。
ちゃんと登って降りてこれるよう、筋トレも強化します!!!
2020年の目標まとめ
このほかにも健康面だったり、お金の面でいろいろと目標をたてましたが、その中でも特に注力したい6つの目標をまとめました。
来末にまたこのブログで今年を振り返ってみたいと思います。それまではブログを続けていきます!!w
実りのある1年になるよう、今年はがむしゃらに突き進んでいこうと思います。
あれこれ悩んでしまうタイプなので、悩んだときはこの記事を読んで自分を戒めます(笑)。
【2019年総括】洋楽ベストアルバム5枚をまとめてみました
映画とNETFLIX編の文字数がかなり多くなったので、この記事では2019年の洋楽ベストアルバム5枚をまとめていこうと思います。
よければ、映画編とネトフリ編も見てくださいね~。
ちなみに、私は邦楽はほとんど聞かず、洋楽を主に聞いています。
とはいえ、私が聞くのは有名どころばかりなので、音楽好きの方からは「にわかw」と言われそうなラインナップとなっています(笑)。どうか悪しからず(笑)。
※2019年リリースのアルバムから5枚選んでいます。
※順位は特になく、あくまで気に入った5枚をあげていきます。
※映画のサントラアルバムは除いています。
2019年 洋楽ベストアルバム5
Billie Eilish(ビリーアイリッシュ)
『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』
2019年は彼女の年といっても過言ではないでしょう。
アルバム聞いた瞬間、ガツンと脳内をブチ抜かれたような衝撃をうけました。なんじゃこの音楽は!と。
ティーンエージャーのやり場のない鬱々とした感情を、これだけ踊れる音楽に仕上げちゃうなんて。
今までのどの女性アーティストにもカテゴライズされない、唯一無二の存在だと思います。
しかも、17歳という若さで、これだけのアルバムをつくりあげ、世界中の人を虜にしちゃうなんて…本当とんでもないです。
憧れのジャスティン・ビーバーとコラボして、めちゃくちゃはしゃいでいる姿はティーンそのものって感じで可愛かったけど(笑)
お兄さんと曲作りをしているそうですが、今後もそのスタイルでやるのかな。
今後の活動にも期待。そして、いつかサマソニに再び来てくれることも期待!
Ed Sheeran(エド・シーラン)
『No.6 Collaborations Project 』
今や世界No.1アーティストのエド・シーラン。
そんな彼が、ジャスティン・ビーバー、カリード、カミラ・カベロ、チャンス・ザ・ラッパーなどなど豪華すぎるメンツを揃えて作り上げたコラボアルバムです。
エド・シーランじゃなければこれだけのアーティストは揃えられなかったでしょうね…。
特にジャスティンとの「I Don't Care」が大好き。PVはシュールだけど(笑)
ジャスティンはやっぱりええ声してるわ~と改めて知ることが出来た1曲です。歌うために生まれてきたかのような声です。
一時期、車内カラオケソングとして熱唱しまくってました(笑)
Nina Nesbitt(ニーナ・ネスビット)
「the sun will come up, the seasons will change」
スコットランド出身のシンガーソングライターNina Nesbittによる2ndアルバム。
一つ一つの曲がキラキラとして、なんとも瑞々しい。
思わず口ずさんでしまうほど、どの曲もメロディラインが最高です。
「きっと音楽作るのが大好きなんだろうなぁ」と聞いてるこっちも楽しくなるアルバムです。
実は、彼女はけっこう破天荒な人生を送っておりまして。
1stアルバム大ヒット後、2016年に自身のレーベルと決別。
その後は、インディペンデント・アーティストとして活動しています。その後は楽曲提供をしつつ、自身の楽曲も制作。
そして、デビューアルバムから5年後の2019年、ようやく今作をリリースしています。
色んな壁を乗り越えて、この音楽が出来たのかぁと思うと、より感慨深い。
Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエーター)
『IGOR』
予想もしないテンポや音が鳴りだす「玉手箱」のようなアルバム。
「凄いアルバムだ!」と絶賛している人が多く、気になってみて聞いてみたらハマりました。
確かに「1枚のアルバムをじっくりと聞く」という楽しさを存分に味わえる1枚でした。
アレコレ考えず、まずは一通り聞いてみてほしい。
何といえばいいか分からない、謎の魅力。
POPでソウルでHIPHOPで。あらゆる楽しい音がずっと鳴り響いているアルバムでした。
circa waves(サーカ・ウェーブス)
『Whats It Like Over There?』
UKバンドcirca wavesの新アルバム。キャッチ―な楽曲が多く、聞いているだけでテンションあがります。
ロックは衰退しているようにも見えるけど、何だかんだこういう音楽に出会えると「やっぱりロックはいいよね!」と楽しくなりますね。UKロック大好き!
以前に比べてPOPさは増しているけど、これはこれで好き。ライブで見たら超絶楽しいと思う。
2019年音楽の総まとめ
今年はカミラとショーンが交際宣言したり、アリアナちゃんやテイラーが新アルバムを発表したりとPOPソング界隈が盛り上がりを見せた一年だったと思います。
逆に昨年までのHIPHOP・ラップ無双がちょっと落ち着いた印象でした。
アリアナちゃんの新アルバムも良かったなぁ〜。アルバム出すごとに進化していく彼女が凄い。
そのほか、Vampire Weekend、Maggie Rogers 、Post Maloneあたりのアルバムも良かったですねぇ。
そして、動画配信同様、音楽配信サービスってすごいなーと実感した1年間でした。
世界各国のあらゆる音楽が聞き放題で、しかも、どんなに聞いても定額制…!!!
配信サービスが無ければ、こんなに充実した音楽ライフを送れることはなかったでしょう。
時代の進歩に感謝して、 来年も沢山よい音楽に触れようと思います。