【書評】「これからを生きるための無敵のお金の話」お金の不安がある方に必読な本でした!

2ちゃんねるの管理人ひろゆき氏の本「これからを生きるための無敵のお金のはなし」を読みましたー。

タイトル通り、ひろゆき氏のお金に対する考えがまとまっていて非常に面白かったので、感想をまとめてみます。

「これからを生きるための無敵のお金のはなし」の内容

ひろゆき氏といえば、日本を代表するネット掲示板2ちゃんねるを作り上げた人であり、現在も経営者として手腕を発揮しています。
そんなひろゆき氏の年収は3000万円ほどと言われており、凡人で底年収のわたしから見れば勝ち組に分類される人です。

しかし、ひろゆき氏の面白いのはこれだけの年収がありながらも、お金にあまり執着心がないということ。

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実際は、お風呂に札束入れて高笑いできるくらいの資産があるはずなんですけど、「お金があるから幸せって訳じゃないよね」ってことをよく言ってらっしゃるんです。めちゃくちゃ普通の感覚をもっているんですよ。

 

で、この本はそんなひろゆき氏のお金についての考えを1冊にまとめたものです。
はたして私たちは本当にお金が必要なのか?その疑問に対して、バッサバサと答えていきます。

「これからを生きるための無敵のお金の話」は忙しい社会人にも最適!

基本的にはひろゆき氏の動画での発言をまとめている感じですね。じゃあ動画見ればよくない?と思う方もしませんが、本になっていると、辞書みたいに索引できるようになるので便利なんですよ~。

中身は1テーマに対して2、3ページ程度の文章が書かれています。なので、がっつり「本読むぞ!」ってよりも、コラム集みたいな感じサクサク読めます。寝る前チマチマ読むのに最適でした。

 

隙間時間で読み進められるので、忙しい人もおすすめ。特に仕事に疲れていたり、年収低い…お金ない…と悩んでいる人こそ読んでほしいです。
有り余るほどの富を手に入れたひろゆき氏だからこそ話せる内容が詰まっています。

 「これからを生きるための無敵のお金の話」の中で好きな言葉

本の中でこの言葉好きだな~と思った言葉が色々あるんですが、その中でも厳選して3つご紹介します。

お金でできるのは、値段がついているものだけが買えるだけ

自分がお金持ちなって確認できたことは「お金を持っても大して人生変わらない」ということです。(略)

値段がついているものだけが買える―お金のできることってそれだけなんです。(略)お金で買えるものでは、大して人生変えられない。(略)

 

「お金を持っていると、どういう良さがあるのか」それをちゃんと説明できるお金持ちの人って、あまりいないんじゃないでしょうか。(略)

人生が楽しいかどうかに対して、お金の多寡ってあんまり関係ないと思うんです。

 「お金で買えるのは、値段がついているものだけ」凄い当たり前の話なんだけど、はぁ~確かにとため息をついてしまった言葉でした。

 

超余談ですが、私の会社の社長、地元ではトップレベルの資産を持ってるそうですが、側から見ると全く幸せそうではないんですよ
社員どころか家族からも全然愛されてなくて、毎日女遊び。友人も全然おらず、近づいてくるのは金目当ての胡散くらい人ばかり。

 

本人は幸せかどうか全く分かりませんけど、私から見れば寂しい人生だな…と思ってしまうんですよね…。金で買える愛なんて、虚しくないですか?
お金があるから寄ってきてるだけで、お金なかったら無価値になるだけ。そんな生き方はやだなぁと思いますね私は。

社長を見ていると、ひろゆき氏のこの言葉をよく思い出します。幸せになるのにお金は必須ではないんだなぁと実感しました。

お金と時間のある人になる方法

幸せを感じるかどうかは、割と相対的な、周りのとの比較で決まっていきます。つまり、自分がどう思うかで決まるってことなんです。(略)

自分が幸せに感じるためには何が必要か?それに対するコストっていくらなのか?ってことで逆算すると、実は「もうそんな働かなくてもいいよね、おれ」って人は結構いると思います。

 要は、年収300万円でも幸せな人は幸せだし、年収800万円でも不幸せなひとはいるよって話なんですけど、その違いは「本人が自分の幸せを分かっているかどうか」ということ。

 

この言葉を受けて私の幸せって何だろ?と考えてみると…

1.映画館で映画を見ること

2.月1回でもおいしい料理を食べに行くこと(予算5000円くらいで)

3.たまに旅行に行くこと

 

確かにさして金かからない…(笑)。つまんねー奴だなって!思われそうですが(笑)

 

3の旅行はそれなにお金かかりますけど、毎月少しづつでも貯めてれば、海外だって行けるだろうし。こうやって逆算してみると、確かに気が楽になりました。

 

結局、年収が高かろうと安かろうと、幸せを作るのは自分でしかないんですね~。お金が幸せを作り出すことでは出来ない。

 

あの人のほうが年収高い…って比較してばかりいるよりも、自分の幸せを追求する人生の方が絶対楽しいですよね!

「その仕事」本当にがんばっていいの?

日本の場合は、そういう仕事ではなくて、歯車の仕事でも一生懸命がんばってしまうんです。いくら働いたとしても、その人の価値とあまり連動しないのに、それこそ過労死するまで働いてしまう。(略)

そういうところに関しては、徹底的にサボるっていうのがフランスやアメリカの考え方です。

 

 そういう仕事というのは、例えば漫画家や農家を例に挙げていました。要は自分で一生懸命作ったものが、評価されて作品も本人も価値が上がるという仕事のことです。

 

でも、そうじゃない「会社の歯車」なら、そんな死ぬまで働くことないんじゃない?というのが、ひろゆき氏の意見です。

 

私も前職の際「死にてぇ…」ってなるくらい追い詰められたんですが、今思うとあんなになってまで働かなくても良かったなぁと思います。

幸い、私の場合は病気になって仕事復帰できなくて…という最悪の事態にはならなかったので「あの時大変だったなー」って今では思えますが…そうじゃなかったら今頃どうなっていたか…。

 

日本人って真面目って言われるけど、こういうことなんですかね。歯車ならとことん手を抜いて、楽に生きようぜってほうが確かに気が楽ですね。

 

勿論、仕事を頑張るのは当然ですけど、体調崩したりあるいは復帰不可能になるまで働くことはないよっていう余裕を持つことも大事なんじゃないでしょうか。

 

実は私、ひろゆき氏のこと最近まで「2ちゃんねるの管理人」くらいのイメージしかなかったので、こんな考えをお持ちだとは全く知りませんでした。

 

お金に不安がある方は是非読んでみてください。読み終わった後は、スッキリします。

幸せかどうかを決めるのは、お金ではなく自分次第。

明日から生きるのが少しラクになる。そんな本でした!